今回は日立やパナソニックの洗濯槽をとめている中心の38mmのナットをとる方法をいくつかご紹介します。
洗濯槽の中心のネジというとパルセーターのネジと勘違いする人もいますが、それとは違い、パルセーターの下のネジのことを言っています。
パルセーターのネジが取れない場合は、以下のことを確認、または試してみてください。
- プラスドライバーのサイズが合っているかを確認(わりと大きめのものがいいです)
- 中心にプラスドライバーをあてた状態でハンマーでたたいてから、ネジを回してみる
- C-RC 5-50などの潤滑油をかける
これでもはずれない場合は、ネジが腐食してしまっていてネジ山がかたまっている可能性があります。
自分はこの3点をやってとれない場合はあきらめます。
パルセーターのネジは取れたけど、パルセーターが取れない。
そんな場合は以下の記事の方法をためしてみください。
【洗濯機の分解 槽の掃除】固いパルセーターの外し方 サンヨー4.2kg(ASW-T42E)
たぶん時間をかけてやってみればそのうち取れるはず(たまに10分くらいやってもとれない場合があります)
では本題に戻り、洗濯槽の中心のネジ38mmを取る方法を紹介します。
洗濯槽の中心のネジ38mmを取る方法を徹底解説
洗濯槽の中心のネジ38mmをとるにはいくつかやり方があります。
パイプレンチを切断してハンマーでたたき回す
パイプレンチを切断して短くし、ハンマーで叩き回します。
パイプレンチの短いものを使用してもいいと思いますが、洗濯槽のサイズによっては入らないので難しい場合があります。
それとこのやり方の場合ナットが傷だらけになるし、かたいとナットが回らない場合もあります。
おすすめはできる方法ではありませんが、電動工具を購入するより安くすみます。
実際にたたき回している動画はこちら↓↓
38mmをモンキーとハンマーでたたき回す
38mmで持ち手の短いスパナを使用してハンマーでたたき回す方法があります。
洗濯槽内にモンキーレンチを入れないといけないので、持ち手は短いものでないと入りません。
上のモンキーレンチは38mmまで対応しているものですが、全長約210mmそこそこあるので洗濯槽内に入るか微妙です。
詳細はリンク先で調べてみてください。
ちなみに海外通販サイトなら全長200mmでナットの大きさ68mmまで対応しているものが1000円以下で購入できます。
洗濯機の容量によって洗濯槽内の経は違いますが、200mmならおそらく入るのではないかと思います。
※洗濯槽の経を計測してから購入することをお勧めします
インパクトレンチ+ロングソケット
インパクトレンチという電動工具とロングソケットをつかって回します。
何も持っていない状態だと、ロングソケットとインパクトレンチを購入する必要があるため一番お金がかかります。
上の画像にあるようなインパクトレンチに
38mmのソケットを装着して、
中心のナットをはずします。
注意点としてはインパクトドライバにはソケットのサイズというものがあり、ロングソケットを購入しても口径が合わない場合があります。
その場合は上の画像のような変換アダプタを使います。
自分も口径が合わなかったので、変換アダプタを使用しています。
このようにいろいろ注意点があるので、電動工具と38mmのロングソケットをわざわざ購入して、洗濯槽を取り外しをするのはあまりおすすめできません。それと電動工具もサイズの大きいものだと洗濯槽内に入らないものもあるので注意してください。
めがね打撃スパナ 38mm
価格が安くおすすめなのが「めがね打撃スパナ 38mm」を使うことです。
ハンマーも必要になりますが、ほとんどのご家庭にあると思いますのでこの工具一個買えばOKです。
メガネレンチをセットして、あとはハンマーで叩き回します。
ただし中心のネジがかたくしまりすぎていると回らない場合があります。
ハンマーレスフランジナット回し
お金に余裕があるならおすすめです。
ただし2020年4月27日の時点で調べてみたところ売っているネットショップは見当たりませんでした。
ヤフオクに出品はされていましたが8000円くらいしましたので、かなり高額です。
ハンマーの役割をする部分もセットでついているため、他の道具は入りません。
パワーもあるため、38mmで硬くしまっている場合でも確実にはずれます。
下の動画では「ハンマーレスフランジナット回し」を使用して、洗濯槽の38mmナットをはずしています。
まとめ
なるべくお金をかけたくないなら「めがね打撃スパナ 38mm」がいいでしょう。
ただナットが硬くしまりすぎていると回りません。
「ハンマーレスフランジナット回し」はかなりパワーが伝わるのでナットが硬くてもまわります。
ただ少し値段が高くヤフオクでしか売っていません。
インパクトレンチとロングソケットをつかうやり方は、少しお金がかかります。
それとインパクトレンチのトルクの力が弱いとまわらない場合があります。
このように、どのやり方でも、メリット、デメリットがあります。
予算と、自分の持っている工具などを考えてやり方を選ぶといいかもしれません。