今回は日立のインバーター付き8.0kg洗濯機「BW-8SV」をキッチンハイターを使って槽洗浄して、どのくらい綺麗になるか検証した時の記録をまとめた記事です。
合わせて分解方法も紹介していきます。
キッチンハイター(ブリーチ)を使って槽洗浄をした理由
ビートウォッシュは洗濯槽を取り外しても、さらに洗濯槽を分解することができないため、完全な分解洗浄ができない機種です。
洗濯槽を分解することができないため、パーツごとに細かく掃除をすることができません。
ですので、あらかじめキッチンハイターで1日以上つけ置きしておくやり方がおすすめです。キッチンハイターで1日つけ置きすることにより、かなり汚れを落とすことができます。
今回使用した塩素系漂白剤は「ルーキー 厨房ブリーチ」というやつです。
価格は5L1000円くらいで購入できます。
使用した量は、洗濯槽に水を8分目くらいまでためて、それに対してキッチンハイターを1Lくらい入れています。
キッチンハイターでつけ置き洗いプラス、分解して掃除するのが効果的
キッチンハイターでつけ置き洗いするだけでも、そこそこ洗濯槽は綺麗になりますが、それプラス洗濯槽を取り外して掃除するとなおさら効果的ですが.......
ビートウォッシュは分解するのがめっちゃ大変です。
でわ、分解方法を合わせて紹介していきます。
ビートウォッシュ BW-8SV 分解方法
まずは洗濯槽の前面のパネルをとりはずします。
隠しネジのカバーをとり、両サイドのネジを合計2本とります。
隠しネジは上の画像のように長いものが入っています。
次に前面パネルをとります。ひっかかりが何箇所かあり、それを折らないようにパコパコはずしていきます。
薄いヘラにタオルなどを巻きつけて、はずしていきと洗濯機に傷をつけないではずせると思います。あまりむりやりやりすぎると、ひっかかているプラが折れます。
まぁ1個くらいなら折れても選択する分には支障はありませんけど。
次に洗濯機の後方にあるネジを外します。
ネジを隠しているカバーを取り外して、下にあるネジをとります。
前面パネルに入っていたネジと同じ長いものでとまっています。
これで洗濯槽の上部のパネルを取り外す準備はととのいました。
前面のひっかかりを外しながらパネルを持ち上げる
つぎに洗濯機の上部のパネル全体を持ち上げます。洗濯機の先端部分にひっかかりがありますので(上の画像の矢印部分)それをはずしながら、上部のパネルを上に持ち上げましょう。
パネルを上部に持ち上げると、ゴムホースみたいなものが洗濯槽と接続されています。このままでは洗濯槽の取り外しはできませんので、ホースをはずします。
はずしかたは、特に難しくなく構造をみればわかると思います。リングで止まっているので、ペンチなどで挟んでわっかを広げてやれば抜けます。
こんな感じでゴムホースは抜けました。
洗濯槽の上部パネルは、うしろに何かを置いて立てかけるようにしてあげればいいと思います。
パルセーターの取り外し
次に洗濯槽の中心にあるパルセーターを取り外します。中心にネジが1本とまっているのでプラスドライバーではずして、あとはパルセーターを持ち上げるだけです。
パルセーターを取り外したら次に洗濯槽の中心の38mmのナットをはずします。いろいろ取り外しの方法ありますが、今回は特殊な工具「ハンマーレスフランジナット回し」をつかってはずします。
ハンマーレスフランジナット回しを上の画像のようにセットして叩き回していきます。
中心のナットは38mmで、下に大きなワッシャーが入っています。
ワッシャーをなくさないように注意しましょう。
次に洗濯槽の中心にギアプーラーをセットして洗濯槽を引き上げます。
この洗濯機の場合、爪の長さが100mmでもギリ大丈夫でしたが、150mmくらいはあった方がよさそうです。
あとはギアプーラーの中心のネジを回していくことにより、洗濯槽が少しずつ上に持ち上がっていきます。今回分解した洗濯機の場合かなり中心部分が固まってしまっていて、かなり回すのに苦労しました。
2人がかりで、一人は洗濯槽が回らないように支えてもらい、あと一人は中心のネジを回すという....
硬すぎてたぶん一人だったら、諦めていたくらいのものでした。
キッチンハイターを使って槽洗浄をした結果
こちらが取り外した洗濯槽です。キッチンハイターでつけ置きする前の状態がどの程度なのかみていないので、なんとも言えないところもありますが.....
おそらく上の画像くらいは汚れていたと思います。
ちなみに洗濯機側は上の画像のように、汚れがほとんどない状態まで綺麗になっていました。
ビートウォッシュの洗濯槽のステンレス構造
ビートウォッシュの洗濯槽の構造は上の画像のように、はじっこの左右の白いプラスチックの部分はネジをとっても外れない構造になっています(ステンレスが入り組んでいるため)。
ビートウォッシュ以外の洗濯機は、左右の白いプラスチック部分のネジを取ることにより、分解できるので、細かく洗浄することが可能です。
なぜ、ビートウォッシュはネジはあっても取り外せない構造にしているのかよくわかりませんが......分解洗浄をすることは想定していないのかもしれませんね。
最後に
ビートウォッシュは洗濯槽を取り外すのも大変だし、洗濯槽の取り外しをしても、さらに分解することができないので、キッチンハイターを使って槽洗浄するのもひとつのやり方です。
また洗濯槽クリーナーを使って掃除してもいいかもしれません。