今まで1000台以上、洗濯機を分解してきました「修理方法.com」ブログの管理人のAKIRAです。
下の記事では、いままで分解してきた洗濯機を型番別に並べて紹介しています。
記事にのっていない型番の洗濯機も分解もしてきたのですが、基本的な分解の仕方は同じなので、ある程度までしか紹介していません。
洗濯機の分解はそこまで難しくはありませんが、一般の家庭で自分でやることはおすすめできません。
この記事では、1000台以上洗濯機を分解して、洗濯槽の掃除をしてきた私の経験をもとに、一般の家庭でやることはおすすめできない理由と、それでも分解して掃除したい人のために、洗濯機の分解方法を紹介していきます。
おすすめできない理由なんてべつに聞きたくない。すぐにでも分解して掃除を自分でやってみたい人は、上で紹介したリンク先のメーカー型番別 洗濯機の分解方補を参照してください。
おそらく同じような型番の洗濯機の記事をみていただければ、分解はできるはずです。
洗濯機の分解の失敗例と分解掃除をおすすめしない理由
洗濯機の分解方法を知る前に、一般の家庭で洗濯機の分解と掃除をおすすめしない理由を紹介します。
それと簡単に失敗例も紹介しますね。
- 洗濯機を分解して壊してしまう可能性もある
- 専門の工具が必要になる場合もある
- 専門の工具を買っても分解掃除ができない場合も
- 時間が4時間くらいかかります
- 家庭でやる場合は場所が必要
洗濯機を分解して壊してしまう可能性もある
洗濯機を分解して壊してしまう可能性もあります。
自分は1000台くらい分解してきて、記憶のある限りでは、壊してしまった洗濯機は2台程度ですので確率としてはかなり低いですが、絶対に壊れないという保証はありません。
洗濯機分解 失敗例
完全に動かなくなるような壊し方はよっぽどのことをしない限りありませんが、洗濯槽を止めているネジが腐食しているため折れてしまったり、洗濯槽のドラムが安定して動かなくなることなどはありがちです。
機械を分解したり修理したり、あまりしたことのない人にはあまりおすすめできません。
専門の工具が必要になる場合もある
専門の工具が必要になる機種もあります。
38mmの中心の特殊ナットを取りはずす工具や、洗濯槽を持ち上げるために必要になるギアプーラーなど。
専門の工具が必要ないメーカーもありますが、それについて詳しくはこのあと記事内で詳しく紹介します。
専門の工具を買っても分解掃除ができない場合も
専門の工具を5000円以上だして購入して、いざ分解しようとしても、ネジがかたまってしまい回らなかったりする場合もあります。
回っても途中で折れてしまったり、お金をだして工具を買っても掃除できない場合もあるということを覚えておいてください。
取り外しの時間がかかります
私みたいに1000台も分解していくと、分解から掃除組み立てまで、汚れ具合にもよりますが2時間もあれば可能ですが、はじめての洗濯機の分解掃除となると最低4時間くらいはかかると思った方がいいです。
家庭でやる場合は場所が必要
洗濯槽を取りはずしになると、それなりに掃除をする場所が必要になります。
一戸建てに住んでいて庭があるなら、取り外して外でやる方がいいでしょう。
自分はアパート暮らしで庭がないので、自分の家の洗濯槽の掃除をする時はお風呂場でおこないました。
広い風呂場ではないので、洗うのが大変でしたね。
洗濯機の分解に必要な工具とは
東芝、シャープ、サンヨー、無印良品、アクア、ハイアール
- 8mmと10mmのナットをとる小さめのモンキー(ラチェットレンチに10mmのコマをつけて外したり、メガネレンチやスパナでも大丈夫です)
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
東芝、シャープ、サンヨー、無印良品、アクア、ハイアール、に関しては、特殊な工具は必要ありません。
まれにこのメーカーであっても、特殊な工具が必要になりる機種もあります。
パナソニック、日立
- 8mmと10mmのナットをとる小さめのモンキー(ラチェットレンチに10mmのコマをつけて外したり、メガネレンチやスパナでも大丈夫です)
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- ギアプーラー
- 38mmのナットをとる工具(「モンキー+ハンマー」OR「ロングソケット38mm+電動工具」OR「ハンマーレスフランジナット回し」
基本的に必要とする工具は上の5点です。
まず普通の家庭にない工具は「ギアプーラー」と「38mmの特殊ナット」をとる工具です。
合計合わせて、安いものを探しても4000円くらいはかかります。
それと38mmの特殊ナットをとる方法はいくつかあります。
洗濯機に必要な工具に関しては下の記事で、使い方まで詳しく解説しています。
知りたい方は下の記事を参考にしてみてください↓
東芝、シャープ、ハイアールなどの洗濯機 分解 掃除
東芝、シャープ、サンヨー、無印良品、アクア、ハイアールの分解方法は下の記事で型番別で紹介しています。
どのメーカーも取り外し方はそこまで変わりませんが、型番やメーカーによって若干違いがあります。
似ている型番なら、分解方法も一緒の場合が多いので、参考にしてみてください↓
日立 パナソニック洗濯機 分解 掃除
日立 パナソニック洗濯機の分解と掃除はかなり大変です。
特殊な工具が必要になるのがいちばんきついですね。(電動インパクトなどを使うと楽です)
下の記事ではメーカーと型番別で詳しく分解方法を紹介していますので参考にしてください↓
まとめ
基本的に自宅で洗濯機の分解掃除はおすすめできません。
特に日立とパナソニックは特殊な工具が必要になるのでおすすめできませんね。
その他のメーカーの場合は、特殊な工具を使わないでも分解できる場合があるので、こういった分解系が得意な方ならできないことはないでしょう。
ハイアールの4.2kgなどの小さいサイズのものでしたら、洗濯槽を取り外し、さらに洗濯槽を分解するのも楽なのでやってもいいかもしれません。
それと、最後に!
洗濯機は容量の大きいものになればなるほど、洗濯槽を取り外した後、さらに洗濯槽をこまかく分解するのが難しくなります。
詳しくは型番別に下の記事で紹介してるので、分解した写真などをみて確認してください↓8kgクラスの大容量の洗濯機になるとかなり大変ですw