今回は時計の裏蓋の開け方から電池交換、そして裏蓋の締め方までを紹介します。
開けるための道具
開けるためには裏蓋をこじ開ける道具が必要になります。
上の画像の物は楽天で購入した安物の「こじ開け道具」
こちらは時計の電池交換セットとして、ベルトの調整する時に必要な道具も一緒で格安で売られているものです。
到着して確認してみたら、かなり安っぽかったですが、1000円ぐらいで購入できますのでお得だと思います。
このセットなら時計のベルト調整や、他の裏蓋タイプの時計でも大丈夫です。
話を戻しますが、今回使うのはこのセットについていた物です。
ただ上のような道具を買わないでも、薄いステンレスのヘラとかでも代用は余裕で出来ると思います。
裏蓋の開け方
はめこみ式の裏蓋の開け方はとっても単純です。
はめこみ式の裏蓋には必ず「時計こじ開け機」を引っ掛ける溝がありますのでその部分に引っ掛け「パカ」っと上にテコの原理のような感じでこじ開けるだけです。
このように簡単に開きます。
電池交換の場合は電池に書いてある型番を確認して、同じものを購入します。
この時計の場合は「SR621SW」でした。
裏蓋の締め方
裏蓋には一箇所くぼみがあるものがほとんどです。
このくぼみ部分にリューズの位置を合わせれば、ほとんどの時計はOKです。
裏蓋の周りについているオーリング(パッキン)がちゃんとはまっているのを確認し、リューズの位置とくぼみを合わせて裏蓋をかぶせます。
そこで親指で力を入れ「カチ」っとはまればOKなのですが、指の力だけでは裏蓋がしまらないものがほとんどです。
ペンチを使ってはめ込む方などもネットで見ているといるようだったので、初めての時は私もペンチを使い挑戦したのですが、見事失敗し裏蓋の一部をへこます失態をおかしてしまいました。
確実に裏蓋をはめ込むには専用の機器が必要になります。
専用の裏蓋閉め器
そこで必要になるのが上の画像のような裏蓋閉め器。
2000円ぐらいで購入しました。
専用のコマ(時計のサイズに合わせる)が多数ありますので、いろんな種類の時計にも合わせられると思います。
このように時計のサイズに合わせてコマを選びます。
サイズが違うコマを選んでしまうと、上手く力が伝わらず裏蓋が閉まらなかったり、時計のガラス面にヒビが入ったり、裏蓋がへこんでしまうこともあるようですので、慎重に選びましょう。
時計のガラス面のコマも慎重に選びます。
コマのサイズ選びが終わったら、そのコマを本体に装着します。
その後腕時計をセットしてプレスするだけです。
はまる瞬間「カチ」っと音がします。
最後に
専用の「裏蓋こじ開け器」にはSEIKO専用の物などメーカーに合わせて多数出ていますので、高価な時計の裏蓋をこじ開ける時には専用のものを使ったほうがいいとは思います。
それとこじ開け器を使う時には軍手などをして作業したほうが安全ですので、なるべく手袋をしましょう。
以上、ご参考に!!