エアコンの銅管のフレア加工のやり方を解説します。
フレアツールを使って、フレア加工を行いますので最後までご覧下さい。
今回は一般的な家庭用のエアコンの銅管の太さ「2分3分」でフレア加工を行います。
エアコンの銅管のサイズ
一般の家庭用のエアコンの銅管のサイズは、細いほうが「2分 直径6.35mm 1/4」
太いほうが「3分 直径9.53mm 3/8」になっています。
フレア可能に必要な工具
フレア加工をするには「フレアツール」という特殊な工具が必要になります。
価格が1万円くらいはする特殊な工具ですので、もしDIYなどでこれっきりで後で使う機会がないのなら下のような下のリンク先の商品のような「部材セット」を購入した方がいいです。
部材セットの場合、初めからフレア加工されている銅管がついてきますので、フレアツールを使ってフレア加工をする必要がありません。
銅管のみで購入する場合はフレア加工をする必要がでてきます。
下のリンク先の製品がフレアツールです。
それ以外にも銅管接続部分からガス漏れをしている場合は、フレアツールを使って、フレア加工をやりなおすことによりガス漏れが改善される場合もあります。
フレア加工の方法 フレアツールの使い方
とりあえず、先端をパイプカッターで切断するところから。
先端の状態が綺麗な円を描いていない場合は、パイプカッターを使用してカットします。
フレアツールを使い、まずは3分(太い方の銅管)
からフレア加工をやってみます。フレアツールの「3/8」と記載されてところが3分用です。
このように開いて、太いほうの銅管(3分)を3/8と記載された方にはさみます。
はさんだ状態で、銅管が0.5mmほど出ている状態がちょうどよいです。
その後ハンドルをグルグル回していきます。
このフレアツールの場合はクラッチがついているので、最後まで回すと空回りして終わりを教えてくれます。
細いほうの銅管(2分)は1/4の方にはさんで同じ作業をします。
特に難しくはないと思います。
※上の画像は2分をフレア加工した画像。
エアコン銅管 フレア加工後のバリ取り
フレアツールを使い、フレア加工をした後は加工部分のバリ取りをするようにします。
バリが接続部分に入ってしまうと、ガス漏れを起こす可能性もあります。
バリとりは、あまり荒くないヤスリなどを使用してバリをとります。
フレア加工に失敗すると?
フレア加工に失敗すると、その部分からガス漏れてエアコンが冷えなくなります。
かならずフレアツールを使って、フレア加工をしたら加工部分が綺麗にできている確認しましょう。
フレアツールを使って加工した部分の円形が、歪んでいたりする場合は、再度フレア加工をやり直すようにしてください。
最後に
フレア加工はそこまで難しい作業ではありませんが、失敗するとそこからガス漏れを起こしますので慎重に作業を行なってください。
フレアツールを使って加工した部分に歪みや、きれいな円形を描いていない場合は再度やりなおすようにしましょう。
詳しくは動画でも解説しているのでよかったらご覧ください↓