エアコンを取り付ける時に業者さんから"エアパージ"や"真空引き"といった言葉を聞いたことがある人もいると思います。
今回はエアコンのエアパージのやり方と、真空引きとはどんな作業かを紹介します。
真空引きとは
真空引きとは「エアコンの銅管内を真空状態にする作業」です。
エアコンの取り付けのさいに、ガスの中に空気が混じらないようにこの作業を行い、一般的に真空引きを行う際には"真空ポンプ"と"マニホールド"この2種類の工具が必要になります。
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真空ポンプを使用した、真空引きのやり方は下の記事で詳しく解説しています↓
>>【家庭用エアコン】真空ポンプを使った真空引きのやり方・手順 時間は?
エアパージとは
銅管の中にある空気を押し出す作業を"エアパージ"といいます。
真空引きは「銅管内を真空ポンプを使って真空状態にして空気を0」にする作業。
エアパージは冷媒のガスを利用して「銅管内の空気を外に押し出して0」にする作業です
エアパージのやり方
特に難しいことはありませんが、ここからはエアパージのやり方を解説します。
銅管の接続が終わり、高圧のガスのバルブをあけます。
※画像ではマニホールドがついていますが、エアパージをするだけなら装着する必要はありません
そうすると、ガスは銅管をつたいエアコン室内機をとおり、低圧の銅管に入り、現在上の画像の矢印までエアコンガスが到達します。
次にマニホールドの差込口のナットをとり、上の画像のちょこっとでている部分を、
ドライバーなどで、一瞬だけちょこっと押してあげればガスと一緒に空気も押し出されてきます。
これを2、3回やれば「エアパージ」の完了です。
エアパージが終わったら、低圧のバルブをあけるといった感じです。
まとめ
真空ポンプなしでも銅管内の空気を追い出す(エアパージ)は可能ですが、現在は推奨されていません。必ず真空ポンプを使用して適切な方法でエアパージをすることをおすすめします。
余談ですが、かなり昔、職人さんに聞いた話2010年前くらいまでは、真空ポンプなしでエアパージをしている業者がたくさんいたようです。
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