久しぶりにエアコンを使おうとしたら「あれ冷えない....」
この記事をいま読んでいる方は現在そのような状況にあるのではないでしょうか?
今回は「ルームエアコンのガス量を確認する方法」を紹介します。
ルームエアコン ガスの量を確認する方法【ガス圧力測定】
結論から言ってしまうと、ルームエアコンのガスの量を正確に確認する方法はありません。
ただし、ガスの圧力を測定し、ガスが減っているのかを、おおよその目安を確認することはできます。
ガスの適正な圧力は、外気の温度やその他いろいろな条件によって違い、計測する機器は「マニホールド」といいます。
ちなみに適正なガス圧の目安は、
外気が5°〜15°くらいの場合の圧力→0.8前後
外気が15°以上の場合の圧力→1.2前後
それと、エアコンの大きさ2.2kw 2.8kw などによても変化してくるので、今どのくらいの圧力が正確なのかは、おおよその数値しかわかりません。
あくまで経験則で今のガスが適正かを調べると言った感じです。
なので、このガス圧だからガス(冷媒)を100gたせば適正量になるということもわかりません。
ある程度減っているかはわかるのですが、正確な量はわからないといった感じです。
それと基本的にガスの継ぎ足しはよくない行為なので、ガスが減っているエアコンの場合、いったんガスをからの状態にしてから適正量を入れる作業を行います。
ガス量が適正値は室外機に記載されています
ガスの適正量はエアコンによって違います。
上の画像をご覧いただくとわかると思いますが、上のエアコンだと、「冷媒量880g」というのが適正な量だということがわかります。
適正なガス量(冷媒)は室外機に記載されています。
ガス圧の測定方法
ガス圧の測定方法はマニホールドを装着して、マニホールドのゲージをみて確認します。
ガスの量が減っているかを簡単に確認する方法
ガスの量が減っているかを、マニホールドなしで簡単に測定する方法があります。
エアコンの冷房運転を何分かした後、室外機の銅管のところを確認して、銅管に霜がついている場合はガスの量がへっているサインです。
霜がついていないけどエアコンが冷えない
銅管に霜はでていないけどエアコンは冷えない。
そのような場合は以下のことを確認してください。
- エアコンが送風運転になっていないか
- 室外機のファンが回っているか
年配の方におおいのですが、たまに「エアコンが送風運転になっていてため、冷たい風が出てこなかった」と単純な理由だったということもありました。
それとエアコンの室外機のファンが回っているか確認してください。
エアコンのファンが回っていないということは、コンプレッサーが動いていない証拠です。
冷房運転をしてエアコンのファンが回っていないということは故障の可能性もあります。
エアコン ガス補充 R32 R22 R410
基本的にエアコンのガス補充の方法は「R32」「R410」「R22」でもやり方は変わりません。
継ぎ足しすることにより一時的にエアコンは冷えるようになりますが、どのくらい継ぎ足しをすればいいのか?正確な量はわかりませんので、
基本的にはガスを全部放出してから、はかりをつかってエアコンのガスを入れるのが一般的なやりかたです。
それとエアコンがガスが減っているということは、なにかしら原因があってガスが漏れてしまったということになります。
通常使用をしているだけならガスが漏れていくということはありません。
ガスが減ってしまった考えられる理由
- エアコンの取り付け工事のさいに銅管の接続部分がうまくできていない
- 室外機をむりに移動してしまい、エアコンの銅管の負荷がかかった部分から漏れる
- エアコンの銅管の腐食(これはほぼ考えられませんが20年くらい使用した場合考えられないこともないです)
エアコンを継ぎ足しするにしても、エアコンのガスが漏れてしまった原因を特定しないことには、再度おなじく漏れて冷えなくなってしまいます。
基本的にはエアコンのガス漏れの場所を修理してからガスを補充する作業をおこないます。
エアコンのガスを追加で補充する方法は下の記事で紹介しています↓
>>【故障?冷えないエアコンのガス補充の手順】自分で追加でガスを入れる方法 DIY
まとめ
ガスの圧力を測定して、ガスが減っているかは、ある程度わかりますが、ルームエアコンの中にガスの量が正確に何g入っているかを確認する方法はありません。
それとガスの補充は、マニホールドと冷媒ガスを購入する必要があるため、一般の方にはあまりおすすめできません。
エアコンのガスには種類があります。室外機の横に記載されていますが、少し古いエアコンは「R410」
最新のエアコンは「R32」です。
自分で継ぎ足ししたいと思った方はガスの種類を間違えないようにした方がいいです。
それと、ガスは少量では売っていません。
基本的にはエアコンの修理屋に頼むことをおすすめします。
下のリンク先のテイクサービスという会社では、現地でエアコンの修理の見積もりを無料でしてくれます。自分で解決できない方は相談してみてはいかかがでしょうか?
>>エアコンのトラブルなら【テイクサービス・エアコン】