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【故障?冷えないエアコンのガス補充の手順】自分で追加でガスを入れる方法 DIY

【故障?冷えないエアコンのガス補充の手順】自分で追加でガスを入れる方法 DIY
今回は冷えないエアコンのガス補充の手順を紹介します。
いろいろな道具が必要になりますし、エアコン本体の故障につながる場合もありますので、素人の方にはおすすめはできませんが、それでもやってみたいという方は自己責任というかたちでお願いします。

ポイント

自分で解決できない場合はプロに相談してみましょう。下のリンク先のテイクサービスという会社では、現地でエアコンの修理の見積もりを無料でしてくれます。
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エアコンのガス補充の方法をする前に理解しておいてもらいたい事

今回紹介するガス補充の方法は、
「まだエアコンの本体にガスは残っているんだけど、ガスが減ってしまっていて冷えが悪い」

このような状況でのガス補充の方法です。
まったくエアコンのガスがなくなってしまっている場合は(本体のガスの量が0の場合)、また別のやり方になりますので、注意してください。

今回はガスの補充を追加で行うという方法を紹介しますが、ほんとうはあまりいい方法ではありません。
本来ならばエアコンにガスが残っている状態の場合、追加でガスを入れるのではなく、いったんエアコン内のガスを全部抜き、真空引きを行ってから、量りを使って適正量ガスを入れるのが本来のやり方です。

ただし、そのやり方の場合、真空ポンプという道具も必要になりますし、さらに工程が増える大変な作業になります。

ガスを追加するだけなので、また漏れる可能性もあります

何回も言っていますが、今回紹介する方法がガスを追加で入れる方法ですので、漏れている場所があるならば、そのうちまた冷えなくなります。
ですので今回紹介するやり方は、一時的に冷えを改善させる方法とも言えます。
ご自身でガスの追加を行うならその点も理解した上でやるようお願いします。

漏れている場所がわかっている場合は

ガスが漏れている場所がわかっている場合は、その部分を改善させてからガスを入れた方がいいです。
ガスが漏れている場所は、室外機と室内機の銅管の接続部分の場合が多いです。
その場合はフレア加工をやり直して接続させればいいのですが、この場合でもガスの室外機への回収または、ガスをいったん空(0)の状態にするなどの作業が必要になります。

この場合のやり方はまた別の記事で紹介したいと思います。

今回はあくまで、「エアコンのガスが減ってしまったので、とりあえず一時的にでもいいから冷えるようにしたい」そんな方向けの記事です。
それでは本題に入りたいと思います。

冷えないエアコンのガス補充の手順

まずは必要な道具をあらかじめ紹介します。

  • マニホールド
  • エアコンのガス
  • モンキー
  • ドライバー

今回紹介する「冷えないエアコンのガス補充の手順」は追加でガスを入れるだけという簡単なものなので、必要なる道具は4点だけです。エアコンのガスについては「R32」「R410」「R22」と3種類あります。

R22はかなり昔のエアコンで使っていたガスで、現役で動いているエアコンのガスだと「R410」か「R32」になるでしょう。
ちなみにR32がいちばん最新のガスで地球に優しい仕様になっています。

ガスの種類は室外機に記載されているので必ず確認してから入れるようにしてください。

もし「R22」のガスを使っているようなら、もうエアコンは買い替えた方がいいかもしれません。
ガスを入れても他が寿命を迎える可能性が高いです。

室外機のカバーを開ける


まずは室外機のカバーを外して上の画像の赤矢印部分のナットを開けます。
エアコンの運転は停止した状態で行ってください。

【故障?冷えないエアコンのガス補充の手順】自分で追加でガスを入れる方法 DIY
上の画像はナットを開けたところ。

【故障?冷えないエアコンのガス補充の手順】自分で追加でガスを入れる方法 DIY
ナットを開けたらマニホールドとエアコンの室外機を接続します。マニホールドのゲージ部分はクローズの状態にしておいてください。
接続はマニホールドによって形状は違いますが、真ん中のバルブが多いです。

エアコンの室外機と接続する瞬間にガスが少し吹き出る場合があるので、低温やけどに注意してください。
厚手のゴム手袋などをしておいた方がいいと思います。

【故障?冷えないエアコンのガス補充の手順】自分で追加でガスを入れる方法 DIY
ちなみに上の画像を見ると英語表記で「バキューム」と「チャージ」があるのがわかると思います。
バキュームは真空引きを行う時に、真空ポンプと接続します。
チャージの方はエアコンのガスを補充する時に、ガスボンベと接続します。

【故障?冷えないエアコンのガス補充の手順】自分で追加でガスを入れる方法 DIY
次にマニホールドのチャージ側とガスボンベをつなぎます。
上の画像ではチャージ側のホースの色が黄色になっていて、その上の画像ではバキュームのホースが黄色になっていますが、ホースの色は特に何色でも大丈夫なので特に意味はないです。

それと測りにガスボンベを載せていますが、今回の記事で紹介しているガスの追加の方法では測りを使用することはありません。
あくまでイメージ画像で使用しているだけです。

エアコンを運転しながらガスを入れる

【故障?冷えないエアコンのガス補充の手順】自分で追加でガスを入れる方法 DIY
今の状態はエアコンは停止状態。ガスボンベの元はしまっている状態で、マニホールドの状態はクローズになっている状態です。
※上の状態はマニホールドがクローズの状態(あくまでイメージ画像)

次にガスのボンベの元栓を開きます。そうするとガスがマニホールドまで流れていきます。
現在はクローズになっているので、室外機との接続部分まではガスがいっていない状態です。

この状態で一度エア抜きをします。理由はエアコンの内部に空気を入れないようにする為です。
マニホールドとガスボンベの接続しているホースのマニホールド側を軽く、ゆるめて「シュシュ」っとガスを軽くだします。
そうすると空気も押しだされてエア抜きができます。

エアコンを冷蔵運転する

次にエアコンの冷房運転を始めます。
冷房運転を始めると、マニホールドのゲージが動き始めるはずです。

外気の温度によって変わってきますが、夏などの外気が30度前後ある場合はマニホールドのゲージは0.8以上になるのが一般的です。
※冬などの寒い時期だとマニホールドのゲージは正常でも0.6ぐらいの場合もあります。

冷房運転を始めて10分もすれば、マニホールドのゲージも安定して動きをとめるはずです。
この時のゲージが0.5以下ならば、あきらかにガスの量が少ないサインです。

【故障?冷えないエアコンのガス補充の手順】自分で追加でガスを入れる方法 DIY
そしてガスの量が少ない場合はほとんどのケースで上の画像のように、銅管に霜がつきます

あきらかにガスの量が少ないことがわかったら、ガスを追加で入れていきます。

ガスの入れ方はマニホールドのゲージをチャージの方にひねるだけです。
ひねるとガスボンベに入っているガスが、エアコンの室外機の方に流れていきます。
いっきに入れてしまうと、入れすぎてしまう場合が多いので、「1秒くらいひねったらすぐクローズに戻して様子を見る」を繰り返してください。あきらかにガスが少なすぎる時は1秒じゃなく3秒程度ひねって戻すを繰り返してもかまいません。

どのくらいガスを入れればいいかが難しいところ

ガスの入れ方はわかったけど、どれくらい入れればいいのか?

それがこの記事で紹介しているガスの追加で入れる方法の難しいところです。

ガスが適正な量入った目安として考えるポイントは、

  • 銅管についている霜が消えた
  • 室内機から出てくる風が冷たくなってきた
  • 室内機から出てくる風が外気より-10℃以上になった
  • マニホールドの圧力が0.8〜1.0になった

ただし上にあてはまっても、ガスの量がぜったいに適正という保証はありません。
完全に適正量を入れるには、また別の記事で紹介したいと思いますが、真空ポンプや測りを使いながら入れるしかありません。

今回の記事で紹介しているやり方はあくまで一時的にエアコンを冷えるようにするやり方です。
ですので、あくまで目安と考えるポイントを参考にしてガスを入れるしかありません。

エアコンから冷える風がでるようになったら

エアコンのガス補充が終わったら、まずはエアコンの電源をオフにし

て次にガスボンベのバルブをしめましょう。
そしてマニホールドのゲージがクローズになっていることを確認して、ガスボンベ側からホースを外していきます。

ホースを外すさいに、ホース内に入っているガスが吹き出ますので、必ずゴム手袋やタオルなどで抑えながらマニホールドのホースを外すようにしましょう。ガスに触れると低温やけどをしますので、注意しながらホームをとります。

ガスボンベ側のホースを外したら、最後にエアコンとマニホールドをつないでいるホースを外します。
このさいにも、ホース内のガスが吹き出ますので、注意して外してください。

余談ですがエアコンのガス補充に資格はいるのか?

エアコンのガス補充には特に資格は入りません。
エアコンの取り付けに関してもコンセントの増設などをしない工事の場合は資格は必要ないくらいです。

まとめ

かなり長文で「冷えないエアコンのガス補充の手順」を紹介してきましたが、今回紹介している方法は、ガスの漏れる原因を特定しないで、ガスを追加しているだけです。ですので、また時間が経過するとエアコンが冷えなくなってしまう可能性もあります。

この方法をやっても絶対に冷える保証はありませんので、かなりリスクはあると思いますがそれでもやってみたい方は自己責任で実行してみてください。

ポイント

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